BLOG

ブログ

長倉の庭。土壌確認

今日は、土壌確認についてご紹介していきたいと思います。
私はこの工程を初めて見て、土の中にこんなにも水が蓄えられている事に驚きました。(単純に掘る穴の深さにも)

土を掘り進めていくと、ある一定の層から水分を多く含んだ土に変わります。
さらに掘り進めると、今度は穴に向かって一斉に水が流れ込みます。
[図:上]
そして、今度は掘り上げた土を穴に戻し、水位を赤いラインよりも上げ、どの位の速さで水が赤いラインまで戻っていくか?を確認します。
[図:下]


実際の写真はこちら。
ショベルカーでひたすら掘り進めていきます。


今回は約2m掘っていました。人がスッポリ入ってしまう深さです。
ショベルカーの操縦者は立って操作しなければ掘ることができません。


今回の現場では、おおよそ1m程から、水が流れ出だしました。
湧き水のように、チョロチョロと出てきます。


あっという間に水が溜まります。


次に、土を戻し入れ、今度はどのくらいの速さで水が引いていくか確認していきます。


この水の引き方は、現場の土壌環境によって異なるそうで、お風呂の栓が抜けるように突然ズボッと引いていく現場もあれば、目視ではわからない程ゆっくりと引いていく現場もあるそうです。

その現場に合わせて、あらゆるケアを施してあげます。
以前の現場では、パーライトを入れて水の逃げ場を作ってあげていました。
▶こちら

この土壌環境の確認は、毎回すべての現場でさせて頂いているそうで、土地によって特性はあるそうです。
お庭の植物が健やかに育つための工夫の一つをご紹介いたしました。
またご紹介していきたいと思います。

柏原