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庭の虫達から見る自然

木々は、元々森や山の中で育ってます。光合成をして大きく育った木々の下には日影を好む植物。寿命が来た植物達は虫や微生物によって分解されます。それは自然の中で起きる事で人の手を加えないでも循環が成り立っているのです。
里山から住環境に持って来られた植物達は自然に近い状態で育てる事。自然に近い状態になるのは庭を作ってから5年後。最初は環境に慣れるまでは一時的に「害虫」と呼ばれる虫などが大量発生する事もありますが、根が根付いて、植物達が過ごしやすい環境になると害虫も発生しにくくなります。
アブラムシが大量に発生する木にはてんとう虫、クモ、ヒラタアブなど肉食の虫達が集まり、アブラムシを食べてくれます。
庭は緑を楽しむとともに、色んな生き物達が住む世界である事、植物と虫達と人間の繋がりや関係を大切にする事で、庭づくりにおいては大事な事なんだと気づく事が沢山あります。
植物があれば虫がいるのは自然な事。
見つけたら早急に駆除をしないといけない害虫もいますが、植物が枯れたり、病害中で弱ったりを繰り返す事で、自分にあった環境を作ってる事もあります。
庭蒼では、すぐに薬剤に頼らず、薬剤をまく前に枯葉をとったり、花殻を摘んだりして風通しや日当たりをよくして、しばらく観察する事をオススメしております。

それでも、害虫の影響で植物が枯れたりするは悲しいので、よく使用している薬剤があります。
昔からある家庭用殺虫剤でオルトランというお薬です。
花、観葉植物、樹木類だけでなく、野菜などにも使用されています。
オルトランには粒剤・液剤・水和剤という3種類のタイプがあり特徴はどれも浸透移行性になります。
どのタイプの物を使っても植物が薬剤を吸収し、植物全体にに殺虫成分が移行し害虫に強い植物になります。
タイプが違うので、使いたい植物に合うものを選ぶことをオススメします。
オルトランの特徴は、薬剤をまいた後に植物が一回吸い込んでから効果を発揮するので、虫に直接かけても効果はでません。
薬剤はただ使うのではなく、使用方法をしっかりとまもり、理解する事で環境への配慮もより深まっていくと思います。