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雑草対策

夏前に雑草対策

1年の中で最も雑草が成長しやすい6月~7月。根を残し成長した草を刈ることでそれ以上成長させない様にすることができます。
不思議なことですが、だんだんと刈るのが楽になるのです。草刈の方法と根から抜いた方がいい草もあるのでご紹介致します。

【草刈の方法】
鎌やビーバーで草の株元から5cm程度の部分を刈ることです。
これを行いますと、地上部の風が植物を媒体して根につたわっていきます。
粗根が細根になり空気の通りがよくなることで、草の生長がゆるやかになるのです。

【根から抜いたほうがいい草】
地下茎という地面の下で茎を伸ばし繁殖していく植物。雑草としてヨモギ・チガヤ・スギナなどがあります。

【雑草を止める対策】
マルチング、グランドカバー、コンクリート、アスファルト、砂利敷きなど雑草を止める方法は様々あります。
どこまで雑草を止めたいか、いつの時期まで雑草を止めたいか、日当たりが良いか悪いのかを把握しておきましょう。
グランドカバーにも沢山種類があるので庭との景観を見ながら選んでいくと楽しめるのではないでしょうか。

雑草と聞くと「厄介なもの」と負担に思うことが多いと思います。
雑草はほかの生き物や土とも密接な関係を持ちながら生きています。
土の表面を覆って紫外線から土壌微生物を守り、冬になって枯れると大地の栄養となる。
どんなに小さくても緑の葉が光合成により酸素を作り出し、大地を守るために生えてますので、その土壌の改良にも役立っています。
例えば、堅い土には根を深く張る雑草が生えて、土を深くまで耕します。
空気中から窒素を取り込む雑草や地表を覆って乾燥から防ぐ雑草、凍結から根を守る雑草。
雑草は厄介な存在ではなく、必要だからそこに生えるのです。
根っこから抜くとその中で暮らしている虫達も沢山出てきます。
虫達は植物の根をかじったり、しるを吸ったり、落ち葉や小さな虫をダンゴムシなどが分解し、植物に必要な養分をつくりだしています。
虫も植物も土の中で住みやすい環境を作っているのです。
そうやって植物も虫も土の中での役割があり、協力し合って生きてるんだと思うと雑草に対しての向き合い方も変わっていくのではないでしょうか。

雑草と言われてる植物が庭の雰囲気にあっていたり、好みの雑草があれば、しばらく様子を見守ってみるのも楽しいと思います。
庭での生かし方を工夫すれば、雑草と楽しむ庭作りに変わっていくでしょう。