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電気を使わないエコクーラー。
真夏でも庭に入ると、涼しく感じます。
グランドカバーが地面の温度を下げてくれたり、高木が強い日差しを遮ってくれたり、木々の枝葉の合間を縫って吹き込む風などが影響していると考えられます。
風の流れを作る事で、暑い夏を快適に過ごすエコクーラーがバングラディッシュで活躍していると聞き調べてみました。
夏になると45℃以上にもなるバングラディッシュ。
バングラディッシュでは、電気が足りずしばしば停電となってしまうそうです。
また、農村部では約42.5%が電気を利用できているようですが、まだ発電・送電設備のない地域も存在し、その地域では、小型の太陽光パネルなどを活用しているそうです。
そんな中、暑さを凌ぐ為に開発されたのが、電気を使わないエコクーラー。
このエコクーラーには、ペットボトルが利用されており室内の温度を平均5度下げる事に成功したということです。
冬に手を温めるように”ハァ~”と息を吐くと手にあたる息は暖かく、逆に熱い食べ物を冷やすように”フゥー”と息を吹くと、手にあたる息が冷たく感じられるという事からヒントを得たのだそうです。
実際、”ハァ~”と”フゥー”と息のスピードを上げた場合では温度にそのものに変化はないそうですが、風の流れをよくする事で室温を下げる事ができるのではないかと言われています。
庭に入った時、しっかりと水を蓄えた枝葉の隙間を縫って風が流れ込んでくることによって、涼しさを感じるのかもしれません。
柏原