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きのこ
最近、キノコが生えてしまうというご相談を頂きましたので、キノコがなぜ生えてくるのか?
キノコは植物に対してどのような影響をもたらすのか?を調べてみました。
キノコが生える条件としては大まかに、適切な湿度と温度と、栄養源という条件が整った場合に生える事が多いそうです。
特に植栽時に混ぜる腐葉土は、植物の葉、枝、茎などが微生物によって分解された有機物で構成されており、キノコも菌として働いています。
【1.分解作用】
多くのキノコは有機物を分解する働きをしています。
特に木質素やセルロースなど、他の微生物が分解しきれないような複雑な有機物を分解する能力があります。
【2.栄養サイクル 】
キノコによる有機物の分解は、土壌に栄養を供給する大切な工程の一つでもあります。
これによって、他の植物が成長するのに必要な養分が土壌に戻ります。
【3.環境】
腐葉土は多くのキノコにとって育ちやすい環境となるため、キノコが生えやすい特徴があります。
有機物が豊富で、水分や栄養がしっかりと保持されるため、キノコの発生と生育に適した環境になりやすいのです。
腐葉土等を使用したいい土であるほど、キノコが発生する可能性が高いようですね。
そしてきのこは想像以上に分解能力に優れ、土の栄養と密接な関係にあるようです。
また、キノコが植物に与える影響にも様々あるようで…
■菌根の形成
一部のキノコは植物の根と共生関係にあり、菌根(きんこん)を形成します。
この共生関係により、植物は栄養吸収の効率が良く、特に養分の少ない土地でも根を張り育つことができます。
■土壌の改善
キノコの菌糸は土壌に広がり、土壌の構造を改善します。
これにより、土壌の通気性や保水能力が向上し、植物の根が広がりやすくなります。
見た目にもとてもグロテスクな種類も多く、見つけたら取ってしまっても問題はございませんが、植物の根にいい影響を与えたり、土壌構造を改善したりなどいい影響もあるようです。
生えていても気にならないようなキノコでしたら、残してあげてもいいかもしれませんね。
柏原