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庭作り二月の作業

お久しぶりです。
まだまだ寒い日が続きますが皆様、そろそろ重い腰を上げて春に向けお庭の準備をしなければいけません!
二月中に行って欲しい作業その一、寒肥(かんぴ)冬に行う肥料の事です。この時期の植物は休眠期の植物が多い為、一部の植物を除き科学肥料は用いません、従って寒肥に用いる肥料は牛糞や油粕等の遅効性の有機肥料がお勧めです。
施し方に関してはご購入された有機肥料の説明に従って頂ければ間違いありませんが、私達の施し方を説明しますと、肥料を施したい樹木の枝先から真下の部分、または根元部の幹周りから約三倍程離れた土の部分に根元を中心に五角形を描き、その角にスコップのような物で穴を掘ります(突き刺す感じ)この時、素人様は大きい根を切る事に抵抗があるようですが、全く問題ありません、むしろこの休眠期に太い根を切る事は植木にとって良い事なのです。何故なら土中に含む植物に必要な栄養分を吸収する根は実話太い根ではなく、細かい髭根と呼ばれる根なのです。この髭根は太い根の切り口から増えるので、肥料を与える時に太い根を切る事は、髭根の発根+栄養の吸収力という一石二鳥の効果が得られると言うわけです。
当社ではこの寒肥を特にお客様にオススメしますし、実際二月中はこの寒肥作業で顧客様の庭を飛び回ります。何故ここまで寒肥をすすめるかというと、春から夏にかけての樹木の芽出しの美しさ、そして深緑の深さに大きな影響を与えると共に、健やかに成長する木には夏の病害虫対策にも大きな防衛効果を発揮すると認識しています。
是非この寒肥は行って下さい。
その二・消毒、信州での冬季の消毒は石灰硫黄合剤をオススメします。効果は春のアブラムシ予防+うどん粉病やすす病の予防になります。具体的な樹木で言うと落葉樹ではヤマボーシ、カエデ類、サルスベリ、常緑樹ではシラカシといった木に効果的です。しかし難しいのが希釈倍数です。本来石灰硫黄合剤とはりんごや梨などの果樹園で一律の木に対して同じ希釈倍数で行う事が多いのですが、庭木は別です。一般家庭の庭には落葉樹から常緑樹の様々な木が植わっており、その木の種類によって効果的な濃度が異なる為、希釈倍数を間違えて大事な庭木に薬害を発生させていまう事も多々あります。
なので効果的な散布方法としては、庭木全体に濃度を薄くして散布するのではなく、アブラムシやうどん粉病などを併発しやすい樹木にピンポイントに適切な濃度で散布する事をオススメします。
次にカイガラ虫用のマシン油乳剤、この薬剤は樹木に付着したカイガラ虫に油の塗膜を張り窒息させて駆除するという薬剤ですが当社ではあまり使いません。塗膜を張って殺したカイガラ虫は結局枝葉に付着しているので見た目は悪いからです。当社ではよほどカイガラ虫が大量に付着している木をのぞいて、大体が竹箒やボロキレ、または使わなくなったブラシのような物で駆除してしまいます。
素人の方からすれば少し気持ち悪いかも知れませんがこれが一番です。
補足ですが、マシン油乳剤を散布した樹木には、油の塗膜が張られる為、1ヶ月少し経たないと石灰硫黄合剤の散布はで来ませんのでご注意を。
3月には植物の芽も動きだす為、石灰硫黄合剤やマシン油乳剤の散布は出来ませんが、半ばから後半にかけ、ダコニールという殺菌剤を散布するとさらに春に向けての病気の予防が出来ますので是非お試し頂きたいです。
以上2月の作業是非試してみて下さい。