植物の光合成に大切な日光は、強すぎると乾燥したり葉焼けの原因になったります。植物が活発に光合成する時間は、主に午前7〜10時だといわれています。光合成に欠かせない夏の水やりは、早朝や夕方以降が最適です。昼間に強い日差しや熱を和らげるために水やりをしたはずが、水滴がレンズ効果となって、葉が黒く焼けてしまうこともありますよ。夏の屋外でのガーデニングは、暑さと雑草・害虫との戦いですね。植物にとって、特に問題なのが「西日」の当たる庭です。日が陰ってからも高温と高熱のダメージが植物に残り、翌朝まで持ち越してしまいます。高温期の屋外での水やりや肥料やりは、植物の根に負担を与えてしまうため、特に注意が必要です。

【西日にも強い・暑さにも強い植物】

◎マンリョウ

特徴: 常緑低木で、赤い実をつけることから、冬の景観にも彩りを与えます。日照: 半日陰から日向に適応しますが、西日にも強いです。

◎ヤブラン

特徴: 紫色の小さな花を咲かせる多年草で、葉は細長く茂ります。日照: 強い日差しにも耐え、乾燥にも強いです。

◎ササユリ

特徴: 白や淡いピンク色の美しい花を咲かせる多年草です。日照: 日当たりの良い場所を好み、西日にも耐えられます。

◎オミナエシ

特徴: 夏から秋にかけて黄色い小花をたくさん咲かせる多年草です。日照: 日当たりを好み、西日にも強いです。

◎ツリガネニンジン

特徴: 青紫色の釣鐘状の花を咲かせる多年草です。日照: 日向から半日陰に適応し、西日にも耐えられます。

◎ナデシコ

特徴: 美しいピンク色の花を咲かせる多年草です。日照: 日当たりが良く乾燥した環境を好みます。

◎フジバカマ

特徴: 秋に薄紫色の花を咲かせる多年草で、アゲハチョウなどの昆虫を引き寄せます。日照: 日当たりの良い場所で育ち、西日にも耐性があります。

これらの植物は、日本の気候に適しており、比較的手間をかけずに育てることができます。また、西日に強い特性を持つため、日当たりの良い庭やベランダでも元気に育ちます。植物の成長環境や特性に応じて選び、適切に管理することで、より美しい庭づくりが可能です。是非とも植栽の参考にしていただけたら嬉しいです。

暑さに負けず、植物たちが元気に育つ環境を整えることで、美しい庭やベランダを維持することができます。厳しい夏の暑さにも耐えられるように水やりをしますが、くれぐれもご自身がご無理のないように。