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自然と健康

ガーデニングは心身にさまざまなメリットをもたらしてくれます。ガーデニングを心と体の健康に役立てるための方法を「園芸療法」といい、医療や福祉の現場で積極的に取り入れられてきました。この療法は、ストレスの軽減、気分の改善、身体的なリハビリテーション、うつ病や神経症、統合失調症などに悩む人々、認知症に苦しむ高齢者、精神的に不安定になりがちな子どもや若者などへのリハビリとしての役割が注目され、社会的な交流促進など、多くの効果があるとされています。

ガーデニングを通して、植物や土、自然に直接ふれることが、健康増進に役立つという研究が増えています。植物を育てることは、視覚・触覚・聴覚・嗅覚・味覚の五感を刺激し、忘れかけていた記憶を呼び起こしたり、感受性や感情を豊かにする効果があるといわれています。ガーデニングは多くの場合、屋外やベランダなど日の当たる場所で行います。 適度に日光を浴びることは、健康を保つのに大切なこと体内でビタミンDの生成が促され、骨を丈夫にするのに役立ちます。

あでやかな花や季節によって移ろいゆく植物の色彩は、無意識のうちに私たちの心身によい影響を与えてくれる。自分のなりたい気分に合わせて花を選ぶのも楽しみのひとつです。頭を使うので認知症防止に役立つガーデニングは、季節や天候にあわせて水や肥料を変えたり、温度管理に気を使ったりと、常に頭を使って工夫をしなければならない。また、来期の計画を考えたりガーデンデザインを考えるなど、一年中考えるネタは尽きません。こうした一連の「頭脳労働」が高齢者の認知症を防ぎ、役立つのです。

【体験する機会の少ない現代の子供たちへ体験教育】

また、体験教育も非常に重要です。現代の子供たちは昔に比べ体験教育を受ける機会が少なくなっています。学校が終われば塾や自宅での勉強に時間をとられゆとりのない生活を送っていたり、騒音問題や不審者の存在により遊ぶ場所を制限させられることがあるからです。また、生活の中で当たり前にあるテレビやゲーム、スマホやパソコンにも時間を取られ、実体験よりも疑似体験や間接体験が多くなっています。

これから夏みに入り、アサガオやトマトなどの観察日記の宿題が出てくると思います。まずは、気軽に取り組める植物を通してお子様と観察しましょう。お子様が育てたお花は室内で生けてみんなで眺めながら団らんを楽しみましょう。

【園芸療法の実践方法】

計画を立てる: どのような植物を育てるか、どのような庭を作るかを決めます。

道具を準備する: 必要な道具や資材を揃えます。

実際に作業を行う: 植物を植えたり、手入れをしたりします。

成果を楽しむ: 育てた植物の成長を楽しみます。

ストレスの解消法は人それぞれですが、趣味に勤しんだり、お酒を楽しんだり、スポーツをしたりと色々なストレス解消方法はあります。日々自然と向き合っている私たちにとっては、自然にふれることで、心穏やかに過ごす事を日々実感しております。

木々の葉がそよ風に揺れ、花々の香りが漂い、鳥のさえずりが響く中で、庭作業をしているととても幸せを感じます。