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塗料について。

近年、環境に配慮された塗料が続々と出てきています。
今日は塗料について少しご紹介していきたいと思いますので、ご興味がおありでしたらお付き合いいただけたらと思います。

■キシラデコール(木材保護塗料)
経口毒性試験、吸入毒性試験、経皮毒性試験全ての試験を経て、毒物や劇物には該当せず、GHSにおいても全ての試験で最も毒性が低い区分に分類されている、木材浸透型の塗料です。
防腐や防カビ等の役割を果たしている有効成分は、難揮発性のため、直接口に入れない限り蒸気となって体内に入る事はなく、有効成分は木材の中にしっかり浸透し、樹脂により固着されるため、塗装面からの揮散は実際はありません。
ただ、雨風や日差しによって劣化してきてしまうため、約2年に1回程度は塗料の塗り直しが必要となってきます。

■ウッドロングエコ (浸透型防汚保護剤)
環境に安全な植物、ハーブ、鉱物等を使用した天然成分が原料の塗料となり、水質汚染や、土壌汚染をせず、生物や人体にも安全です。
使い方もシンプルで、切り口などには、2度塗りを推奨されますが、基本1度塗りです。塗ると、順に木の色が変化していきます。
細かな成分などは、あまり詳しく記載されてはおりませんが、腐朽菌の活着を抑え、木材の表面を保護してくれるため、施工後のメンテナンスは不要です。
色は経年変化によって変わりますが、ナチュラルな木目を活かした、素敵な仕上がりです。

■リボス
リボスは「健康に害のある成分は、天然物でも使用しない」というコンセプトを貫いている、アレルギーに対応した自然健康塗料です。
多くの自然塗料に使用されている液体は、天然成分ではありますが、アレルギーを引き起こす可能性があると言われていますが、そのような成分を使用していない種類の塗料です。
こちらは定期的な塗り直しが必要になり、少々お値段も上がってきます。



■オスモカラー(植物油由来の自然塗料)
こちらはひまわり油などの自然の植物油由来の自然塗料。
植物油を浸透させて木を表面と内側から保護し、無垢材本来の表情を残すことができるのが特徴です。
無垢材の良さを残しながらも、お好きな色のフェンスやウッドデッキにされたい方にお勧めの塗料です。
こちらも、定期的な塗り直しが必要となり、少々お値段も上がってきます。


長くなりましたが、庭蒼では安全な塗料をお勧めしております。
見た目も大事ですが、メンテナンスについてもよくご質問を頂くので、今回ご紹介をさせて頂きました。

ご参考になれば幸いです。

柏原