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枯山水。

4月より着工している北信エリアの現場では、枯山水を施工中です。
枯山水とは、石や砂や草木を用いて山や川といった自然風景を表現する庭園様式の一つ。
池や水は使わないのが特徴ですが、枯山水にも様々な種類があります。

:平庭式枯山水:
最もシンプルで、一面が平らな庭に造られる様式。
苔以外の植物がないのが特徴だそうです。
京都の龍安寺の石庭が平庭式枯山水となっています。

:準平庭式枯山水:
平庭式枯山水に小高い山を加える様式。

:枯池式枯山水:
水を用いらず、池があるかのように石を組み、砂利で池を表現します。
西本願寺の庭園が枯池式で有名です。

:枯流れ式枯山水:
周りに岸のようなものをつくり、小石や砂で小川の清流を表現する様式。
京都の天竜寺が枯流れ式枯山水で知られており、さざ波の砂紋が庭一面に描かれています。

:特殊形式枯山水:
上記の4種に当てはまらない形式が、特殊形式枯山水となります。
銀沙灘や、慈照寺銀閣の向月台が有名だそうです。

さて、現場の様子は…

仮置きをし、微調整…
室内からも確認し、石をユニックで吊り上げ、石を変える…等。試しながら再度仮置き…
という繊細で、ダイナミックな作業を繰り返していきます。



2石が据付られました。
あたかも昔からそこにあったような自然感。

白川砂利が入った姿も楽しみです。

柏原