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奈良井宿の現場着工しました。

長野県木曽にある奈良井宿。
1532年頃には既に宿の役割を果たしていたと考えられ 、1601年の江戸幕府の制定によって、近世の奈良井宿として整備され、江戸時代から明治時代にかけて栄えたそうです。

また、明治時代に行われた道路改修で、国道から外された事で当時そのままの街並みが保存され、昭和53年に「伝統的建造物群保存地区」(昭和53年)の指定を受けている町です。

そんな歴史のある奈良井宿の中の一角で、この度ご縁を頂き施工する事となりました。
いよいよ本日から着工です。

入口入ってすぐの通り土間。
こちらを古くから伝わる『土間三和土』にて施工します。

今日は、鋤土(すきど)。
場所により約12㎝~20㎝堀り、その土をすいた後、ドンツキ(タコとも呼ばれる)という道具を使い、土を締めて整地をする工程です。

すぐ隣の部屋は、漆塗りの美しい床。

建物に使われているすべての素材に趣があり、撮影していてもどこかのセットにいるかのようです。
鋤土が終わったら、飛び石レイアウトの打ち合わせを現場で行い…

イメージの確認が終わり、事務所で石を組んでいる最中です。


今回は 着付けと着物 凛さまの移転オープン日も決まっており、タイトなスケジュールですが、これからお店に訪れるたくさんのお客様の足元を彩るいい空間ができると思います。
完成が楽しみです。

柏原