BLOG

ブログ

厄介な雑草だが…

今年は雨も多く、植物には恵の雨となっていますが、それと同時に一気に伸びていく雑草。
草取りは厄介な物ですが、雑草はその土壌の改良にも役立っていることを学びました。
例えば、堅い土には根を深く張る雑草が生えて、土を深くまで耕します。
空気中から窒素を取り込む雑草や地表を覆って乾燥から防ぐ雑草、凍結から根を守る雑草。
雑草は厄介な存在ではなく、必要だからそこに生えるのです。
根っこから抜くとその中で暮らしている虫達も沢山出てきます。
虫達は植物の根をかじったり、しるを吸ったり、落ち葉や小さな虫をダンゴムシなどが分解し、植物に必要な養分をつくりだしています。
虫も植物も土の中で住みやすい環境を作っているのです。
そうやって植物も虫も土の中での役割があり、協力し合って生きてるんだと思うと、自然に対しての向き合い方も変わってきました。
大の虫嫌いな私が、アリが自分より大きい餌を巣に運ぶ姿に思わず「がんばれよ~」と思った自分にびっくりです。

さて、先日草取りにお伺いした現場ですが、お庭に入った瞬間空気が変わり、なんだか時間がゆっくりと流れていくような…
植物一つ一つがとても美しく、こんなにも素敵なお庭の作業が出来ることに幸せを感じます。
枝に巻かれてる蔓草や枯れてる葉や枝を取ると風通しがよくなり、植物達も生き生きとした表情に。

お施主様が愛情をもって育ててる大事なお庭なので、月日が経つにつれ変化していく姿に私達も楽しみで仕方ないです。

ブログ作成 庭蒼 スタッフ