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二十代最後の夜
本日をもって僕の二十代は終了します。
僕の二十代をまとめると「我慢・悩み・迷い・謙虚」と言ったところです。
これは素晴らしい三十代を迎える為に行ってきた事で、勿論これらの内容は一生続くと思われます。
とりあえず生きてこれた事に感謝、僕の頭と、僕の腕が、健康に
少なからずいい庭を造ってくれて感謝。
そして明日から三十代、やるべき事は明確になっている。
僕は二代目でもなければ、コネも学歴もない、育ちもよくなければ裕福でもない。一代で財を成すつもりもさらさらない。
「無能にしてこの一筋」
十九歳の自分が今まで大切にしてきた松尾芭蕉の言葉。
自分に何も無いと認めた時に出来た一筋の道。
今までは、この道にしがみついてきたけど、明日からはこの道に自分でしか出せない色を少しづつつけていく。
僕が尊敬する人がこんな事を言っていた。
「庭作りの深さは、目が見えない人に青い空の美しさを教えるくらい難しいと、答えはずーっと心の奥にある」と。
「ビジネスビジネス・商売商売・売り上売り上・儲かる儲かる」
こんな言葉が飛び交う世の中、庭作りを通し、何かを訴えたいと強く思います。
とりあえず二十代の熊谷崇にお疲れ様でした。