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メリークリスマス
と、言う事で宗教の話をここで一つ
庭作りにおいて、京都の神社仏閣等の庭を見る時、宗教背景の勉強をしないと分からない事が多いのです。
私達日本人は、外国の人から見れば宗教音痴だとか、無宗教者だと言われる事が多いそうです。
十二月にはクリスマスを祝い、年末年始には神社仏閣を参拝し、お彼岸やお盆にはお寺やお墓にお参りをする。
確かに、一神教の国の方から見れば、何と節操もない国民なのだろうと思うかもしれません。
日本の宗教には、神道や仏教があるのですが、様々な歴史の中で宗教そのものの意味が伝えられず、風習だけが無意識に伝わってきたので、その風習だけを見れば、クリスマスもお祭りもお盆も、等価とならざるを得ないと言う事です。
しかし例え無意識であっても、人間の力をこえたもの「八百万の神」を拝み、家族の無事や他人の幸せを祈っている、それが素晴らしい日本の宗教ではないでしょうか。
自然や神、外来宗教との共存共栄を大切にしてきた私達日本人の和らぐ心は、混迷する現代にこそ必要とされる小さな光だと私は思います。