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長倉の庭。地面の整地清掃

長倉の庭。少しずつ仕上げ段階の撮影が入ってきました。
いよいよ終盤です。

今日は、高木を植栽した地面の整地清掃についてご紹介していきます。

長倉の庭は、軽井沢にあり湿度も高い事から、ゆくゆくは苔が生える事を見越しています。
苔が好む築山にするため、少し締めてあげるようにして仕上げをしていくようです。
しかしあまり締めすぎてしまうと、水や空気が入りづらくなってしまうため、その力加減は調整が必要です。

今回は加減をするために、まず足で踏み込んでいきます。
自分の身体を使う事によって、程よい圧力をかける事ができます。


ある程度表面が整ってきたら、地鏝(ジゴテ)や、かき板と呼ばれる整地する道具を使用し、表面をさらに仕上げていきます。


この時、団粒化した土の塊がコロコロと出てきますが、表面には残らないように慣らしていきます。

木の根元も、幹に添わせるように慣らしていきます。


この仕上げの加減については、土の種類や、植栽する植物、そしてゆくゆくどのような庭にするか?等によって異なってくるそうです。

少し本ブログに出てきた、「土の塊」ですが、こちらは植物にとってとてもいい土の特徴だそうです。
また近いうちにご紹介したいと思います。

柏原