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梅雨明け。

例年よりだいぶ早く梅雨が明けてしまいました。
1951年からの統計、6月の梅雨明けは史上初だそうですね。

平年では7月22日頃。2021年は7月16日に梅雨明けとなり、今年は6月27日に明けました。
6月、9月、10月の3ヶ月間で1年間の降雨の約40%を占めているともいわれている梅雨。
戻り梅雨の可能性もあるそうですが…これは由々しき問題です。

植物にもたらす影響についてお話をしていきたいと思います。

植物には、第一次成長期と第二次成長期があります。
▼第一次成長期 … 4月~
新芽を出し、芽が固まり、光合成が活発になる。
▼第二次成長期 … 梅雨~梅雨明け頃
葉による光合成で蓄えた栄養を、幹や根に戻す
→生長する ※幹が太くなる

初夏までの時期に、多くの水分を蓄え、日差しの強い夏に備えるのです。
しかし、今年のように恵みの雨が少なく、植物に水不足が起こると、中で蓄えた水を大切に使うために、根の吸水能と、保水性能を高め、それでも間に合わない場合は、生長を抑制してしまいます。

また、旺盛に生育している下草は、多くの水分を含んでおり、毎日それを上まわる量の水が植物体を通過している事になります。

植物にとって水は生命線。
植物を観察していただき、生長が緩やかにならないように、水やりを頻繁におこなってください。
庭に打ち水をするだけでもだいぶ涼しくなり、この暑い日中も過ごしやすくなりますね。

柏原