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樹液。

夕方になると、西日が益々きれいになってきました。
この時期と、秋の西日がとても好きです。

今日は3.11 東日本大震災から11年が経ちました。
亡くなられた方々に謹んで哀悼の誠を捧げますとともに、ご遺族の方々にお悔やみを申し上げます。
そして、一日も早く戦争が終わり、平和な世の中が訪れる事を願っております。

モデルガーデンを見ていた時に、ヒノキに樹液が出ていました。

樹液は、樹皮が傷ついたときに染み出していて、傷を受けた部分の補修をする働きを持つと言われているそうです。
(傷は、虫たちが木に卵を産みつけ、幼虫は木を食べながら外に出てくるときなどのにつくのだそうです)
一部の樹木の樹液が甘いのは、維管束の「篩管」を通るショ糖やアミノ酸といった、栄養たっぷりの液が出てくるからなのだそうです。

また、樹液は身近に利用されているものも多くあるそうです。

手についたらなかなか落ちない「松脂」は、染料として利用されたり、化石となったものは宝石の「琥珀」となり親しまれています。
その他にも、弾性ゴムの原料。麻酔剤の原料。製紙糊などなど…

モデルガーデンを歩いていて、ふと目に入り、疑問に思った事ではありますが、こうして調べてみると、樹液が出るきっかけは虫たちである事や、樹液は日頃よく使うものに繋がっていることが分かります。

日々の暮らしと密接に関係している植物。
これからも興味を持ち、知る事でより大切にしていきたいですね。

柏原

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