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本日完了しました。
伊那市I様邸新築の中庭工事。
玄関を開けてすぐの眺め。

そして外からの写真。

玄関を開けてすぐ緑が目に入る空間ていいですよね~。
最近では、建築メーカーさんも、建築設計士さんも、建物と庭の繋がりを深く考えて、お客様にご提案している事が多いので、そういう仕事に携われる事は弊社にとっても非常に勉強になり光栄な事です。
しかし、弊社の様に、外構や庭作りを行う上で、外からの視点を突き詰めていくと、必ずたどり着く点もまた建築のあり方なのです。
建物あっての外構と庭であり、また、外構と庭があっての建物だとすると、庭を提案する側も、もっと外からの視点を中に向けて、庭と建築の繋がりについて深く関与して行かなければいけない事も事実だと思います。
どちらかと言えば、最初にお客様の窓口になるのは建築であり、勿論、コスト、ライフスタイルの充実性はそちらに偏るので当たり前だと思うのですが、やはり、より良い「家庭」を築くには庭は欠かせない建物の一部に入ります。
近年では、植物や自然素材のメンテナンスにおけるストレスや、それに伴うコストバランスを考慮しがちになり、庭造りの優位性が低くなりつつあると思います。
確かにこの不況における現代社会の中で必死に仕事をして、家に帰ってもまだ草むしりや芝刈り、植物のメンテにお金を掛けると思うと庭はもう少し余裕が出てきたら・・・とか、なるべくメンテナンスがかからないように・・・という発想になるのは無理もありません。
しかし、だからこそ、こういう時代だからこそ植物や庭と向き合う事の大切さも伝えなければいけない事も事実だし、私達のような植物と関わる仕事に携わる者の使命だと思います。
お客様のライフスタイルに合わせるだけでは無く、その一歩上に導けるような提案をこれからの造園業社が行えるように、建物を売る方達とどんどんいい協議をしていき、両者同等までとはいかないかも知れないですが、それに近い関係に持っていけるように頑張らなくてはいけませんね。