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庭蒼設立までの道のり

きっかけ
私が庭師の修業を始めたのは今から10年前の19才の時でした。
ふらふらしていた私に友人が声をかけてくれたのがきっかけです。特別、庭の世界に興味は無かったのですが、この時はなぜか自分のなかで、「これを生涯の仕事にしよう」と覚悟を決めたのです。
出会い
職人の世界の厳しさを思い知らされました。
運命の師匠との出会いは自分にとって強烈な思い出です。毎日が辛く厳しく緊張感がきれないという日々を送っていました。
しかし師匠をはじめ、そこで出会った仲間はなぜか私に真剣に向き合ってくれたのです。全力で叱り全力で褒めてくれて、人と向き合う事の大切さを実感しました。
得たもの
私が八年間の修業時代に得たものは、技術や知識だけでは無く、作庭人生において大切な哲学、それは「自問自答」を繰り返す力です。
本当にこれでいいのか・・・と最後まで悩み考え抜く力、これからも大切にしていきます。
由来
庭蒼の名前の由来は今は亡き私の祖母 蒼生子「たみこ」お婆さんから字を頂きました。お婆さんは庭いじりに生け花、お茶や琴、手まりを作ったり非常に器用な方で、そのお婆さんの力を借りると同時に、私にも同じ血が流れている事を忘れない為につけた商号です。
道のり
「道のりを振り返る時間は気分がいい」と思えますか?
振り返ると様々な思い出があり、今の自分を形成しています。
また道のりを振り返る時が、「贅沢な時間」になれる様、日々精進していきたいと思います。